好きな映画でした。
おかしくて悲しくて、しみじみして。
もっくん、良い役者ですねぇ。
良い年の重ね方をされているなぁと思いました。
いくつものテーマが織り込んであって、
観た後で色々と考えさせられます。
職業に貴賎はないと言いますが、
家族や周りの人の反応や
その人達への影響を考えると、
そう単純には行かないこともありますよね。
滝田監督は元々成人映画の監督をされていたと聞きましたが、
ご自身も、辛い経験をされたのかもしれません。
社会の常識との葛藤は、
職業に関わらず、結婚など、
あらゆる人生の局面で経験する可能性がありますね。
人に何と言われようとも自分の選んだ道を良しとするのか、
揺れるのか。
正解はなく、それぞれの立場や性格によって選択は変わってくるのでしょうね。
私の尊敬する方がよく口にする
「人間は一人で生まれて一人で死んでゆく」
「なんでもあり」
の言葉が映画と重なって
清々しい気持ちになりました。